第12回研究会 2019年2月23日

第12回 SDM社会&ビジネスゲームラボは2月23日 (土) 日吉協生館6階 大会議室にて開催しました。今回は講師に法政大学の長岡 健 先生をお招きし「スリー・テン」というゲームを体験して頂き、その振り返りなどを解説して頂きました。「スリー・テン」ゲームは長岡先生が研修&授業の中で、「問題解決」「意思決定」といったテーマを扱う時によく使っているそうです。

「スリー・テン」とは?何か以下に説明させて頂きます。

「スリー・テン」とはコンセンサス(合意形成)ゲームの一つです。グループでコンセンサスを求めて討議する際にあらわれる人生観・価値観の相違を相互に理解し、受容し合うことの重要性に気づかせるゲームです。内容は、社会地位、職業、年齢の異なる登場人物10名をあげ、地球終局時に脱出できる人数が7名と限られた場合に、生き残れない3名を選択し、その理由を述べるというものであります。

長岡先生のお人柄もありとても深い学びとなりました。参加者からも喜びの声を多数頂きました。最後に先生のプロフィールを記しておきます。

◆長岡 健 先生 プロフィール
法政大学経営学部教授。
東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、英国ランカスター大学マネジメントスクール博士課程修了(Ph.D. in Management Learning)。専攻は組織社会学/ポストモダン・エスノグラフィー。

社会理論、学習理論、コミュニケーション論の視点から、多様なステークホールダーが織りなす関係の諸相を読み解き、集団的な活動の意味を再構成していく研究活動に取り組んでいる。現在、アンラーニング、サードプレイス、ワークショップ、エスノグラフィーといった概念を手掛かりとして、「創造的なコラボレーション」の新たな姿と意味、ローコンテクストなコラボレーションによるソーシャル&ビジネス・イノベーションの可能性を探るプロジェクトを展開中。

共著に『企業内人材育成入門』『ダイアローグ 対話する組織』『越境する対話と学び』などがある。