第8回研究会 2018年4月21日

社会&ビジネスゲームラボ第回研究会を2018年4月21日(土)に開催しました。
今回の研究テーマは「サプライチェーンビジネスゲーム/Beer Distribution Game 」でした。ビールゲーム(The Beer Game, またはThe Beer Distribution Game)は、1960年代にマサチューセッツ工科大学(MIT)のスローン経営学大学院で開発されたゲームです。ビールゲームの内容は、生産から小売りまでの過程を4つの役割(工場、一次卸、二次卸、小売)に分けて実施します。すなわち、原料をもとに工場でビールを製造し、工場から一次卸、二次卸を経て、小売に配送します。しかし、発注から配送までにはタイムラグがあるため、在庫管理が必要となります。また、各役割の間では、コミュニケーションができません。この様な状況の中で、他のメンバーの圧力を相互に感じながら自らの意思決定を遂行します。これを経験することにより、「構造が行動を生む」ということを理解し、情報共有の重要性、サプライチェーン全体のマネジメントの重要性を学ぶゲームです。さらに、ビールゲームは、世界中の大学の授業やマネジメント研修などで実施されています。